エリスケのトレード日記

事業売却して株式トレーダーに転向した独身男性の株トレ公開日誌です。

4月28日(木曜)の米国株マーケット振り返り

S&P500種株価指数は2.5%上昇し、決算の反応がディップ・バイの自信につながりました。

 

ナスダック総合株価指数は3.1%上昇、ダウ平均は1.9%上昇、ラッセル2000は1.8%上昇した。

 

-S&P500を除く主要指数がマイナスに転じる不安定なスタートとなった後、午後には市場は上昇に転じました。

 

S&P500の全11セクターは、1.1%(公益事業)から4.0%(情報技術)の上昇で取引を終えました。

 

-メタプラットフォーム(FB 205.73, +30.78, +17.6%)は、前評判より良い決算報告を受けて17.6%上昇し、メガキャップへのハロー効果のようなものがありました。

 

アップル(AAPL 163.64, +7.07, +4.5%)やアマゾン・ドット・コム(AMZN 2891.93, +128.59, +4.7%)も引け後の決算を前に大幅高となりました。 クアルコム(QCOM 148.19, +13.09, +9.7%)の決算とガイダンスがフィラデルフィア半導体指数(+5.6%)に同様の影響を与え、ペイパル (PYPL 92.09, +9.48, +11.5%) がガイダンスを下振れたものの11%上昇したので、他の下落した成長株の買い材料になりました。

 

-マクドナルド (MCD 254.19, +7.05, +2.9%) とメルク (MRK 88.58, +4.17, +4.9%) も、決算報告で投資家を喜ばせています。しかし、同じダウの構成銘柄であるキャタピラー(CAT 212.44, -1.52, -0.7%) とアムジェン(AMGN 238.13, -10.66, -4.3%) は、EPS予想を上回るものの、安値引けとなっています。

 

-もちろん、単に売られすぎの状態から反発したに過ぎないという考え方は否定できません。

 

しかし、スタグフレーションの兆候を示す第1四半期GDP速報値にも動じなかったのは、心強いです。

 

-第1四半期の実質GDPは年率1.4%減(Briefing.comのコンセンサス+1.1%)、GDP Chain Deflatorは予想より大きく8.0%増(Briefing.comのコンセンサス+7.3%)でした。しかし財務省市場は、インフレ圧力を抑制するためにFRBの引き締め政策への期待を維持するような形で反応しました。2年物国債利回りは7bp上昇の2.64%、10年物国債利回りは5bp上昇の2.86%でした。ドルインデックス(103.59、+0.64、+0.6%)は20年ぶりの高水準となりました。WTI原油は1バレル105ドルを超えて推移しました(105.31ドル、+3.56ドル、+3.5%)。

 

-木曜日の経済指標を振り返ります。
第1四半期の実質GDPは年率1.4%の減少(Briefing.comのコンセンサスは+1.1%)、GDP Chain Deflatorは8.0%の上昇(Briefing.comのコンセンサスは+7.3%)でした。 民間在庫の増減を除いた実質国内最終販売額は0.6%減でした。


この報告から得られる重要な点は、米国経済が最悪の場合、最終的に景気後退に陥る危険性があること、少なくともインフレを抑制するために金融引き締めが必要となるスタグフレーションの時代に入るという懸念を悪化させることです。


4月23日に終わる週の新規失業保険申請件数は、5,000件減の18万件(Briefing.comのコンセンサス18万2,000件)でした。 4月16日に終わる週の継続申請件数は1000件減少して140万8000件となり、1970年2月7日以来の低水準となりました。


この報告から得られる重要なポイントは、失業保険申請件数が歴史的な低水準に近く、労働市場の逼迫を表していることに変わりはないです。しかし、労働市場の逼迫は、賃金ベースのインフレ圧力がより持続的な、より広範な物価上昇につながるという懸念を引き続きかき立てる可能性があります。


-本日、金曜日には3月の個人所得・支出、3月のPCE価格、第1四半期の雇用コスト指数、4月のシカゴPMI、4月のミシガン大学消費者態度指数(最終)が発表されます。

 

ダウ平均株価 -6.7% YTD
S&P 500 -10.0% YTD
ラッセル2000 -14.6% YTD
ナスダック総合株価指数 -17.7% YTD

出典元;Briefing.com