エリスケのトレード日記

事業売却して株式トレーダーに転向した独身男性の株トレ公開日誌です。

2022年3月30日水曜日の米国市場振り返り

S&P500種株価指数は0.6%下落しました。

 

ロシアとウクライナの停戦への期待が薄らぐ中、利益確定の売りに押されたとの見方です。ナスダック総合株価指数 (-1.2%) とラッセル2000 (-2.0%) はさらに下落し、ダウ平均はわずか0.2%の下落にとどまりました。

 

-簡潔に言うと、ロシアは和平交渉の突破口を開いたとする昨日の報道に反論し、部隊をウクライナ東部のドンバス地方に集中させるようです。このニュースは、原油価格(107.67ドル、+3.34、+3.2%)の反発に貢献し、EIAからの強気の在庫データによって、さらに支援されました。

 

-このニュースは、S&P500が3月14日以来11.0%上昇し、ナスダック総合株価指数が16.5%上昇するという株式市場の大きな反発ラリーを冷ます口実としても機能しました。

 

-S&P500の情報技術(-1.4%)、消費者裁量(-1.5%)、金融(-0.7%)セクターに利益確定売りが集中しました。逆に、エネルギー(+1.2%)、公益事業(+0.8%)、ヘルスケア(+0.2%)、消費財(+0.2%)などのセクターはプラス圏で引けました。

 

-金融セクターは、金利の圧縮が進む中、銀行株が弱含みとなり、FRBの政策ミスへの懸念が引き続き示されたことが下支えとなりました。SPDR S&P バンク ETF (KBE 33.91, -1.07) は3.1%下落しました。

 

-2年物利回りは2ベーシスポイント低下の2.33%、10年物利回りは4ベーシスポイント低下の2.36%でした。ユーロ(+0.6%)と円(+0.9%)の相対的な強さの中で、米ドル指数は0.6%減の97.85となりました。

 

-個別銘柄を見ると、マイクロン(MU 79.16, -2.89, -3.5%)は予想を上回る決算とガイダンスを発表したものの上値が重く、ファイブ・ボトム(FIVE 160.20, -11.19, -6.5%) 、チューイー(CHWY 42.79, -8.21, -16.1%) 、RH(RH 334.28, -51.41, -13.3%) はそれぞれ失望するガイダンスを発表しました。

 

-ルルレモン・アスレティカ(LULU 376.92, +32.95, +9.6%)は、一方、好決算、明るいガイダンス、10億ドルの自社株買い発表で10%の上昇と際立っていました。

 

-水曜日の経済指標を振り返って。
第4四半期GDPの第3次試算は、第2次試算の7.0%から6.9%(Briefing.comコンセンサス7.1%)に下方修正されました。GDP価格デフレーターは7.1%(Briefing.comコンセンサス7.1%)で修正なし。


このレポートから得られる重要なポイントは、個人消費支出と輸出の減少が下方修正の原因であり、民間在庫投資が上方修正されたことです。

 

ADP雇用統計では、3月の民間雇用者数は45万5千人(ブリーフィング・ドット・コムのコンセンサス44万人)と推定されていました。2月の増加数は47.5万人から48.6万人へと上方修正されました。


週次MBA住宅ローン申請指数は、前週の8.1%減に続き6.8%減となりました

 

-今週木曜日には2月個人所得・支出、2月PCE価格、週間新規・継続保険申請件数、3月シカゴPMIが発表される予定です。

 

S&P 500 -3.4% YTD
ダウ平均株価 -3.1% YTD
ラッセル2000 -6.9% YTD
ナスダック総合株価指数 -7.7% YTD